Muroran Art Project

mapとは

まち × 産業 × 芸術 =
ムロランアートプロジェクト

北海道室蘭市は噴火湾に突き出る絵鞆半島の先端に位置していることから、空知や夕張から産出された石炭を運ぶ鉄道の開設後、北海道の石炭の積出港として栄え、明治の時代に製鉄・製鋼所が発展したことで「鉄のまち」として急成長を遂げました。しかし、70年代以降の製鉄業の衰退とともに、まちも少しずつ変化していきました。

しかし、室蘭は短い北海道の歴史の中でも急速に発展し、そして石炭や製鉄のまちだからこそ、他のまちにはない建物の風合い、産業・工芸技術を伴ったたくさんの文化が色濃く残る魅力的なまちではないでしょうか。

ムロランアートプロジェクト「map」は、室蘭市が抱える人口減少化・少子高齢化・中心市街活性化などの地域課題の解消に寄与する魅力発見・発信を行うために設立されました。室蘭の夜空にレーザー光線を投射し光のアートとして新型コロナウイルスに立ち向かう勇気を表現した「希望の光を照らしたい（2020年）」を出発点に、さまざまな活動を展開しています。

2021年度からスタートした「鉄と光の芸術祭」は、室蘭の地域特性である、鉄と光に焦点をあて、まちの魅力を発見する芸術祭として開催しました。室蘭を象徴する歴史的建造物を会場にアート作品を展開した他、さまざまな地域、自然的特性など室蘭が持つ多様なポテンシャルに着目し、これまでとは異なる視点でマッピングした「室蘭の新しい文化地図」を国内外に発信していきます。